ひとりになってやりたいことやろうと入会したスポーツクラブ
10年付き合った彼氏と別れた、35歳目前の秋。
彼を待つことだけを生き甲斐としていたわたしは、有り余った時間と、暇さえあれば彼を思い出して涙が出てくる生活をなんとかせねばと思い、夢中になれる時間を探していました。
「せっかくだし、やりたかったことやろう…」
そういえば以前、彼に「スポーツクラブに入会しようかな」と話したとき、
「お金を払って筋トレする意味がわからない」と一蹴された記憶が蘇りました。
どうして自分のやりたいことを、彼に合わせて挑戦することすらできなかったのか…。
だから別れを迎えたのかもしれない――なんて重い気持ちを振り切るためにも、
「せっかくだから、やりたかったことやってみよう！」とスポーツクラブに入会しようかなと思い立ち、仕事の帰り道、ふとスポーツクラブに見学に立ち寄りました。
体を動かすなんて何年ぶりだろう？というくらいブランクがあったけれど、
受付の明るい声とスタジオから聞こえる音楽にがっつり心を掴まれて、わたしは即入会することを決意しました。
結論、スポーツクラブは単なる運動施設ではなく、失った自信と時間を取り戻し、人生を再スタートさせるための最高の自己投資だと40歳になった今、わたしは思います。
通い続けるうちに、時間の使い方がうまくなった
最初は週1回の軽い気分転換だったのが、気づけば週2〜3回が習慣に。
行く時間が決まると、自然と生活のリズムが整っていきました。
「この時間はレッスンだから、仕事はここまでに終わらせよう」
夜はジムへ行くから、ダラダラする時間はやめよう
そんなふうに、自分の中で“生活の軸”ができていったんです。
スマホをなんとなく眺めていた時間が、いつの間にか汗を流す時間に変わっていく感覚。
これは、スポーツクラブ通いの意外なメリットでした。
体も心も、少しずつ変わっていった
通い始めの頃は、レッスンについていくのがやっと。
でも続けていくうちに、階段の上り下りがラクになったり、姿勢が自然とシャキッとしてきたり。
筋力も体力も、ちゃんと積み上がっていくんだと実感しました。
そして何より大きかったのが、メンタルの変化。
レッスン後のシャワーを浴びながら「あ〜スッキリした！」と感じる時間が、何よりのご褒美。
「今日も行った！」という小さな達成感が積み重なって、気づけば自己肯定感まで少しずつ上がっていったんです。
リアルな話：ちょっとしたデメリットもある
人間関係がちょっと面倒なことも
どこのクラブにも、いわゆる“常連さんグループ”のようなものがあるらしいですね。
わたしの通うクラブも、だいたい同じメンツの方で固定化されています。もはや、わたしが常連なのでは？と思うほどです。
みんな仲が良くて楽しそうで、はじめのころは「みんなと仲良くしないといけない！」と思い、同じレッスンの方やよく顔を合わせる方には、にこやかに話しかけることを意識していました。
ですが、中には一人でもくもくとトレーニングやレッスンを受けたい方もいらっしゃいます。
距離感がわからず、踏み込みすぎて引かれてしまったこともあります。
なので今は、挨拶はしっかり、でも必要以上には踏み込まない――そんな“適度な距離感”を大事にしています。
もちろん仲良しのジム友とは話をしますが、ついつい話が盛り上がりすぎて声が大きくなったり、ストレッチコーナーに長居してしまったりすると迷惑になるので、ジム以外でご飯を食べに行くようにしています。
年齢を重ねると、こういった配慮がつい疎かになってしまいがちなので、気をつけていきたいです。
気楽に通うには、自分に合ったスタンスを見つけるのがコツ
わたしは仲間を見つけたり、誰かと一緒にやるのが好きなタイプです。
人の目があるほうがサボらず続けられる性格なので、今のところは総合型スポーツクラブに通っています。
もし人と関わるのが煩わしく感じる方は、トレーニングのみの施設も増えているので、そちらもおすすめです。
また、コロナ以降はオンラインレッスンも充実してきているので、体を動かす習慣をつけたい方にとっては始めやすい環境が整っていますよね。
忘れられないケガの経験
忘れられないのが、ケガの経験です。
ジム友がちらほらできはじめた頃、クラブ内でも人気のキャラクターの子と仲良くなれたことが嬉しくて、もっと近づきたくて毎日毎日懸垂の練習をしました（なんで？笑）。
とにかくテンション高めで、毎日休まずトレーニングを続けた結果――
謎の頭痛と突発性難聴になってしまい、しばらく運動をお休みする羽目に😅
おそらく、ろくにケアもせず疲労がたまって、不調が起きたのだと思います。
「体の声を聞くこと」の大切さを痛感しました。
脳神経外科や耳鼻科に通うも、薬では痛みを止めることはできても根本的な解決には至らず…。
凝り固まった肩まわりをほぐすことで、だんだんと痛みが解消されるようになりました。
そんなときにお世話になったのが、整体とマッサージ。
施術を受けることで痛みが和らいだのはもちろん、体を休ませる時間をしっかり取るきっかけにもなりました。
もちろん、定期的にケアしに行ったほうがいいのはわかってるんですが、なかなか整体やマッサージに通い続けるのって難しくて…（ジムへの課金が多いから？笑）。
なので今は、自宅で使えるケアツールを活用して、毎日ストレッチとケアを習慣にしています。
怪我や体の不調が不安な方は、最初はパーソナルトレーニングから始めるのもおすすめです！
わたしは体の使い方も知識もないまま勢いで始めてしまって、結果ケガをしてしまいました😅
フォームやケアの仕方を教えてもらいながら進めると、安心して続けられますよ。
これから始めたいアラフォー女子におすすめ！
もし今、この記事を読んでいるあなたが
「最近なんだか気分が晴れない」
「運動を始めたいけど、何から始めればいいかわからない」
と感じているなら、まずはスポーツクラブの体験レッスンに行ってみるのがおすすめです。
最近は無料体験や見学ができる施設も多いので、最初の一歩は意外と軽やかに踏み出せますよ☺️
「いきなりジムはちょっとハードルが高い…」という人は、オンラインフィットネスから始めるのも◎朝の10分、夜のストレッチなど、自分のペースで取り入れられるのが魅力です。
まとめ：運動を習慣にすると、暮らしが整う
スポーツクラブ通いは、私にとって「自分の暮らしを取り戻す時間」になりました。
体が変わるだけじゃなく、心も整っていく――そんな感覚を、アラフォーの今だからこそ味わえると思います。
最初の一歩は、ほんの少しの勇気から。
「今日も行った！」という小さな積み重ねが、きっとあなたの毎日を変えてくれます。
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