大人のダンスはなぜ上達しないのか

フィットネス

――いや、上達が「見えない」だけかもしれない

大人のダンスって、なんでこんなに上達しないんでしょうか。

正確に言うと、
上達が目に見えない。
そして、上達が遅く感じる。

ヒップホップ歴3年半の私も、先日の発表会で思いました。

あれ、私、相変わらず成長してなくない?

練習ではできていたのに、本番でミス。
踊り終わったあと、自己嫌悪。

このままダンスを嫌いになってしまうかもしれない。

でもそこで立ち止まって考えました。

感情で落ち込むより、
できない原因を細分化してみよう。

この記事では、

・大人ダンサーが「成長していない」と感じる構造的な理由
・先生や周りとの具体的な差の分解方法
・今日から取り組める具体的な練習改善ポイント
・継続のための仕組みづくり

を整理しています。

「なんとなく伸びない」状態から抜け出すための、
自己分析テンプレートのような内容です。


最近読んだ本で、

「目標を細分化して、ひとつひとつ筋トレのようにこなす」

という考え方を知りました。

ダンスも同じはず。

「上手くなりたい」という曖昧な目標ではなく、
“できない原因”を分解し、
“具体的な改善項目”に落とし込む。

今回はそれを整理します。

①大人ダンサーが「成長していない」と感じる構造的な理由

大人ダンサーが「成長していない」と感じるのは、努力不足だからではありません。

ダンスの上達は、複数の要素が同時に少しずつ向上していく“微細な積み重ね”だからです。

たとえば、

・リズム感
・アイソレーション
・可動域
・体幹
・重心移動
・力の抜き方
・表現力

これらが一気に伸びることはありません。
それぞれが、少しずつ上がっていきます。

一つひとつの伸び幅が小さいため、自分では実感しづらい。
さらに、続けるほど理想や評価基準が上がり、

「できていない部分」

ばかりが目につくようになります。

加えて、

・基礎練習が振りの中で統合されていない
・本番では緊張で本来の力が発揮できない
・比較対象が常に先生や上級者になっている

といった要因が重なることで、実際には成長していても“停滞している”ように感じてしまいます。

つまり問題は、

能力不足ではなく
構造の理解不足。

この構造を分解すれば、改善ポイントは具体化できるのではないかと思っています。

②先生の動きとどこが違うのか

まずは自分と先生との差を具体化しました。

動きの質が直線的

先生は丸い。しなる。流れる。
私は直線的で、止まりがち。

原因として考えられるのは

・可動域の差
・関節の柔軟性不足
・力が入りすぎている
・アイソレーションが振りの中で使えていない

アイソレ単体だと、まあまあできる気がする。
でも振りになると使えない。

これは

「基礎を動きの中で統合できていない」

状態だと思います。

▶ 改善案
・アイソレを“振りの中で使う練習”をする
・テンポを落として分解練習
・可動域トレーニングを日常化


表現していない(音を楽しめていない)

振りをこなすことに集中しすぎて、
音を聴いていない。

音を“取る”のではなく、
音を“追いかけている”。

だから動きが作業になる。

▶ 改善案
・曲だけを聴いてカウントを取る練習
・リズムを口で言いながら踊る
・振りなしで音に合わせて自由に揺れる時間を作る


ガシガシしすぎて見ていて緊張する

これは自分でも自覚があります。

常に100%で動いている。
余白がない。

力の抜き方を知らない。

▶ 改善案
・70%で踊る練習
・止めるところと流すところを意識する
・呼吸を止めない


③ 周りのメンバーと何が違うのか

次に、クラスのメンバーとの差。

なんかちょっと早い

自分だけ微妙に走っている。

原因は

・音をよく聞けていない
・振りが完全に入っていない
・不安で急いでいる

▶ 改善案
・リズムトレーニング(ビート練習)
・メトロノーム練習
・振りを完全に身体に入れるまで踊り込む

グルーブ感が足りない

これは大人ダンサーの壁だと思います。

グルーブとは

・重心移動
・余白
・リラックス
・下半身の安定

これが不足すると、
「ただ振りを踊っている人」になる。

▶ 改善案
・重心を下げる練習
・膝を柔らかく使う
・アイソレ+重心移動をセットで練習
・とにかく踊り込む

結局、踊り込みと基礎。

④ 本当に成長していないのか?

ここが一番大事でした。

3年前の発表会の映像を見返しました。

リズムが取れていない。
アイソレ皆無。
動きも固い。

今のほうが確実にマシです。

つまり、

成長していないのではなく、
理想が上がりすぎている。

始めたばかりの頃は

「振りを覚えられた!すごい!」

だったのに、

3年もやると

「もっと抜け感出したい」
「もっと余裕で踊りたい」
「プロみたいになりたい」

理想が爆上がりする。

だから“できない部分”ばかり目につく。

でも事実としては、

亀の歩み、牛歩のごとく、成長はしている。

これは客観視しないとわからない。


⑤これからの練習方法

具体的にやることを決めました。

・アイソレーションの再強化
・ビートトレーニング(リズム徹底)
・毎日必ず踊る時間を作る(習慣化)

毎日は正直きつい。

正直、毎日忙しい。
でも、みんなに追いつくには何倍もやらないといけない。年齢を言い訳にしたくない!

以前「セクシー田中さん」というドラマで聞いたセリフが、ずっと心に残っています。

「そうしないと追いつけないんです。若くないですから。
体力だけじゃなく記憶力もどんどん落ちてきますし。
でも若い人の三倍努力すれば追いつける。
十倍努力すれば追い越せる。そう思ってます。」

私はこの言葉を、勝手に座右の銘にしています。

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⑥ モチベーションを維持する仕組み

大人が継続するためには、
感情だけでは足りません。

仕組みが必要です。

私が取り入れているのは

・気分が上がるダンスシューズ
・オンラインレッスンの活用
・基礎特化の動画教材

環境に投資すると、
やらなきゃ」ではなく「やりたい」に変わる。

でも遅いからこそ、大人だからこそ、言語化できる。

そしてそれは、
同じ悩みを持つ人の役に立てたら幸いです!

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